お金の流れ

日本とアメリカの違い – お金の流れ –

日本とアメリカでは支払いに関しても異なる点がございます。

例として下記の図でご説明します。

 

お金の流れ

 

図のとおり、総予算1万円のプロジェクトがあるとします。

日本では、クライアントから1万円の予算を預かった広告代理店がもう一段下流のメディア制作会社、SP制作会社に予算を割り振り支払い、4000円の予算を預かったSP制作会社はその中で自分たちに利益が残るように、さらにもう一つ下流の協力会社に予算を割り振り・・・

と、このようにお金は常に一つずつ下流に流れていくというのが一般的かと思います。

 

しかし、アメリカでは常にそうではなく、クライアントから直接ブース施工会社に支払うというケースも発生するのです。

広告代理店の視点でご説明していきましょう。

まず、クライアントから依頼を受けた時点で企画を考え、提案内容と共に見積もりを提出します。

提出用の見積もりを作る際、ブース施工会社から533円という見積もり金額があがってきたとします。

アメリカの場合、その金額(533円)にハンドリングフィー(仮に20%の106円とします)を上乗せした金額(計639円)をクライアントに掲示するのではなく、

533円という数字はそのままに、別途ハンドリングフィーはそれとして計上するやり方が一般的です。

ですので、

ブース施工会社にはブース施工にかかる金額を。広告代理店にはブース施工会社との制作進行やり取りにかかる金額を。

このように、クライアントからしても支払うお金が何に対してなのか明確になります。

そして、広告代理店はクライアントに「ブース施工会社に533円直接支払いをしてください」という旨を伝えます。

ブース施工会社にも「クライアントから直接支払われる」旨を伝え、自らは進行管理費としてクライアントに請求するわけです。

 

この方が自分たちのタスクも明確になりますし、だれがどこの何に対していくら支払うのかという、仕事をするうえで重要な部分もクリアになりますので、私個人としては好ましいと考えています。

変に詳細を隠しながらお金の話を進めていく無駄な労力もなくなりますし。

しかしながら、”人件費は削れるもの”という暗黙の認識が根付いている日本では、このやり方をしてしまうと進行管理費という部分で叩かれ自分たちの利益が削られるということになりかねませんね。

 

ここがアメリカと日本のお金に関する部分でもっとも異なる点だと考えていますが、いかがでしたしょうか。

アメリカの展示会出展による現地施工会社などとのお金のやり取りが発生する際は、このような日米の違いも認識したうえでやり取りを進められるほうが良いかもしれません。

 

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