BUZZ | バズ について考える

Buzz | バズ について考える – キャンプの火起こしと合う料理 –

『“バズ”らせる』『“バズ”ってる』

 

皆様はこんな表現をされたり、耳にしたりしたことはありますか?

この“バズる”という言葉は、広告業界に生きる身であれば必ず使ったことのあるフレーズだと思います。

本日はその“Buzz | バズ”をよりよく理解するために、そもそも“バズ”とは何なのか?どのように起きるのか、そして何を考えてみたいと思います。

 

私はこの“バズ”、キャンプにおける薪とストーブ、火、そして出来上がる料理の関係に近いと考えています。

なぜなら全者の関係性や目的達成までの一連プロセスが非常に似ており、下記のように置き換えられるからです。

 

薪 = 市場属性・ターゲット動向(消費者やプロモーションのターゲットの趣味・嗜好・行動パターンなど)

ストーブ = 市場条件(マーケットの大きさや人口数、風通しなど)

火 = バズ

料理 = コンテンツ

 

実際にどのように似ているのかご説明致します。

キャンプの火起こしをイメージしてみてください。

 

火を起こすには、ストーブに薪をくべてから小さな火種を作るところから始まります。

その際使う薪には種類がありますよね。火が付きやすいモノ、火持ちするモノ。

火が付きやすい薪は着火が早く、すぐに火が広がりますが、燃焼時間が短いため黒煙が上がり灰になるのも早いです。強火で一気に過熱する料理はおいしく出来上がるでしょう。

一方、着火はしづらいが火持ちが良い薪の上では、時間をかけて煮込むシチューやカレーがおいしく出来上がります。

 

マーケティングにおいては日本人の市場属性が着火しやすい薪の傾向にあります。

流行が起きやすく一気に“バズ”が起こりますが、それは長く続かないことがほとんどです。

 

次に薪をくべるストーブを考えます。

ストーブは市場規模に置き換えられますから、市場の大きさを見ることにします。

日本という市場は小さくて風通しも一定です。

そして、世界的に見れば多民族の居住率も高くないため、多様な薪が混在しているストーブの状況ではないと言えるでしょう。

 

では、以上の薪(ターゲット動向)とストーブ(市場条件)で火を起こしたらどうなりますか?

ストーブ(市場)の中でも燃えやすい薪(日本人の趣味動向)が最も集中した中心(東京)に火をつけると想像してみてください。

火を着けた瞬間から中心部は一気に燃え上がり、その火はすぐストーブいっぱいに広がりますよね?

しかし、一度着いた火を継続させる薪がないので、勢いよく燃え上がった火は最後黒煙と共にすぐ鎮火してゆきます。

新鮮な牛肉を使ったステーキであれば、外だけに火が入った最高のレア状態で楽しめる条件ですね。

マーケティングでもステーキのようにビジュアルインパクトで“しずる感”をもたらしてくれるものが、上手にまわる仕組みが出来上がっていると言えます。

 

一方アメリカはどうでしょうか。

アメリカには日本人的特性を持った薪もあれば、その火を継続してくれる薪もあります。

その薪がくべられるストーブも実に大きなもので、一部には燃えやすい薪が集中していますが、その隣は燃えにくい炭がくべられているような環境です。

その環境をマーケティングに置き換えれば、あらゆる人種・文化・生活が混在し、互いに触れ合ったり逆に自分たちのテリトリーを守ったりしているわけです。

そのテリトリーにより、風通しの良し悪しもあり、ストーブ内の条件も一定ではありませんので、これらの条件で火を起こせば、強火が生まれるエリアもあれば、弱火が長く継続するエリアも出てきますね。

このように、多様な条件で多様な火が生まれるというのがアメリカ市場の特性だと言えます。

マーケティングでいえば、どの薪でついているどんな特性の火であるかを知り、その火の特性に合った料理をする作業が必要になるでしょう。料理にも強火で一気に炒めるとおいしいモノもあれば、じっくり火を通したほうがよく出来上がるモノもありますので。

(広告業界的にはバズは一気に燃え上がるコンテンツを意味しがちなので、後者のコンテンツをバズと表現するのは若干ズレる気もしますが、本題コンセプトをつかむためにざっくりとした表現でお届けしています。)

 

このように、キャンプの火起こしとマーケティングにおける“バズ”を比較してみると、

今までバズの概念や流行の生まれ方がいまいちピンと来なかった方にもわかりやすいのではないかと思います。

 

これらを実際のプロモーション具体例などを挙げながらより専門的に書いた記事もこちらにございますので、

よろしければご覧ください。

 

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