アメリカ市場に適したSNSマーケティングとは

SNS マーケティング – アメリカ社会でのSNSの位置づけ –

幅広い年代の生活の一部になったSNS(ソーシャルネットワークサービス)。

今やメディアの一部として十分にその地位を気付き、このソーシャルメディアアカウントをひとつも持っていないという方はほとんどいない時代です。

 

本日はアメリカ社会において、SNSが現在の存在価値を形成した背景と、ユーザーが求めるニーズについてお話ししようと思います。

バックグラウンドを知ればその活用法も次第に見えてくるはずです。

『SNSにライブが求められる時代!?』

昨年くらいからでしょうか。

あらゆるSNSでライブ配信が流行りだしたように思えます。

その発端はスナップチャットだと思いますが、2-3年前に若者を中心に爆発的にヒットしました。

自分の投稿が数秒後には消えるという、それまでにはないインスタントな要素がウケた理由です。

当時すでに20代半ばを過ぎ、Teenagerほど流行に敏感ではなかった私はそのインスタント性に今一つ魅力を感じえなかったことを覚えています。

しかし今思い返せば、今日のSNSライブストリームはその当時から始まっていたのかもしれません。

スナップチャットの爆発的ヒット後、Instagramも追うようにしてストーリー機能を搭載。

Instagramの運営会社であるFacebookももちろんFacebook上でライブ機能を登場させました。

 

(余談ですがアメリカ人の7割近くがInstagramがFacebookの参加であることを認知していないようです。そのため、Facebookの個人情報流出問題でザッカーバーグ氏が法廷で質疑応答していた時期、多くのユーザーがFacebookから離れていきましたが、Instagramのユーザー離れはなかったとか。)

 

話を戻します。

 

スナップチャットの台頭によりライブ要素が求められるようになったSNSですが、そもそもなぜ“ライブ”がヒトを魅きつけたのでしょうか。

古くはMyspace、MixiからのFacebook一強時代を経て、既存のSNSプラットフォームにユーザーが飽きてきたという要因ももちろん考えられます。

しかし、私はそれ以外にもふたつの要因があると考えています。

 

  • 一つは、デバイスがPCからモバイルに変化していったこと。
  • もう一つは、ライブ機能がアメリカの生活スタイルにマッチしていたこと。

 

『スマホでどこでもネットが見れる』

SNSが世に出始めたころ、インターネットを利用するメインデバイスはPCでした。

日本ではガラケーと呼ばれるフューチャーフォンでもネット接続はできましたが、PCで接続するウェブ世界とは完全なる別物でした。

私は当時アメリカにいたわけではありませんが、その後しばらくしてiPhoneの第一世代が登場するころ、短期留学でアメリカに訪れました際にも、人々はフューチャーフォンを使っており、その機能性は日本のガラケーとは比べ物にならないくらい劣っていた記憶がございます。

当時、我々とネットの接点だったデバイスは完全にPCだったのです。

その後、ご存知の通りスマホの進化により今では当たり前のように、どこでもネットに接続できるようになり、PCを持たないユーザーも現れました。

さらに一部の管理職では、すでに仕事もスマホのみという方々も現れているようです。

(ホリエモン氏もその一人だとか。ただしこの働き方は完全にその職種とポジションによりますね。私のような現場で動くプレイヤーにはまだまだ不可能です。)

 

このように人々が持つデバイスがモバイル端末へ移行していったことが、SNSにライブ要素を持たせる大きな要因であることは間違いないと言えるでしょう。

『車社会の影響力』

2つ目の理由「アメリカの生活様式」ですが、それはアメリカが車社会であるということです。

日本のように電車やバス等の公共機関を使った移動ができるのはごく一部の大都市圏に限られ、9割以上が車移動に頼っているこの国では、電車やバスに揺られながらFacebookをブラウジングしたり、過去につぶやいたツイートをさかのぼって見るというような文化は生まれづらいのも納得できます。

その文化で生活してきたアメリカ人にとって、過去の投稿を見返すというSNSの習慣は完全に自宅でするものになっており、外出先では常にインスタントでライブなエンタメ性が求められているように感じます。

(また余談になりますが、日本とアメリカを比べたとき、PCとモバイルの利用比率に大きな違いがあるのもこの生活スタイルが必ず影響していると思います。)

 

アメリカではモバイル端末の普及に伴い、

タイムレスでブラウジングするのはPC

インスタントなライブ用途にはモバイル

このようなデバイスの使い分けが自然と生まれていったのだと思います。

 

そもそもを見返せば、携帯電話自体も固定電話の時代に外出先でもライブで通話ができるというところから生まれたデバイスですから、ユーザーがモバイルを求めるのであればSNS側もライブという要素を無視できないのは当然の流れなのかもしれません。

 

時は流れ、冒頭に述べたようにSNSは我々の生活の一部として定着しました。

テクノロジーとユーザーニーズが互いに影響を与えながらカタチを変え続ける時代だからこそ、SNSを活用したプロモーションを行う際には、ユーザーの傾向と特性、SNSの使い方とそれぞれのSNSが持つ特徴に合わせた施策が必要でしょう。

次回の記事では、実際にアメリカ国内で実施されたSNSプロモーション例をまとめようと思います。

 

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